この理論の前提→「人間は自己実現のために絶えず成長する生き物」
人の欲求はその自己実現を達成するために段階的に満たされていく(5段階)
・生理的欲求(食欲、睡眠欲など)
・安全欲求(健康でいたいなど)
・社会的欲求(帰属意識欲求、仲間が欲しいなど)
・承認欲求(名声、評判など)
・自己実現欲求(完璧になりたい) 上から順に段階を踏んで満たされていく
※自己超越(第6の段階、自分のためではなく他人のために生きる)
上3つ・・・低次の欲求(外発的要因に対して発生)
下2つ・・・高次の欲求(内発的要因に対して発生
モチベーションにかかわる2つの要因(ハーズバーグは仕事上のモチベーションを研究
・動機付け要因・・・達成すること、認められること、責任、昇進などこれらが満たされると満足感を得やすい
しかし、欠けているからといって不満足になるわけではない
・衛星要因・・・会社の政策、給与、作業環境、人間関係などこれらの比較的低次の欲求(職務環境)が満たされないと不満をもたらす
しかし、充実させすぎたからといってさらにモチベーションが向上するわけではない
マズローの欲求5段階説に基づき、人が持つネガティブな側面をX理論、ポジティブな側面をY理論と考える
・X理論・・・怠けの部分が顕著であり、野心や責任感がみられない、強制や命令をされないと行動を起こさない
低次の欲求が強いときに表れやすい。アメとムチによってモチベーションをコントロールする必要がある
・Y理論・・・自己実現を目指そうとする
高次な欲求が強いときに表れやすい。モチベーションのコントロールはその人次第である
※学習性無力感・・・失敗や嫌な経験が原因となり、何をしてもうまくいかないのではないかと諦め、やる気が起きない無気力状態に陥ってしまう状態(クセになりやすい)
成功体験を重ねる、否定的な言葉を使わないことで解消できる可能性がある
この理論の前提→「人の行動はその行動が定められた報酬に繋がるという期待と、達成される成果が本人にとってどれだけ魅力があるかによって決定される」
行動に対してのモチベーションは「努力×成果×魅力」という掛け算に左右される
・努力・・・どの程度頑張れば成果が得られるかということ。モチベーションの出やすさに差が出やすい
・成果・・・最終的に得られる法週に結び付く可能性がどの程度あるかということ
・魅力・・・得られる報酬に対する魅力のこと。報酬に魅力を感じられなければモチベーションは上がりにい
※どれか1つでも期待できなければモチベーションは上がらず、行動を起こすことが困難になる
↓
努力が成果へと結びつく・成果が報酬へと結びつく・報酬が魅力的であるという3つの条件がそろった場合モチベーションが高まり行動を起こす(こんなうまい話ありますかね…??)
※ピグマリオン効果・・・他人の期待(自信を持たせる)によって作業の成果が高まるという心理的効果
例・・・「君ならできる!」「君にしかできない!」「君はこのチームに欠かせない存在だ!」など